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蜜蜂と遠雷のNのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.7
映像が邦画っぽいジメッとさも残しつつ妙に邦画離れしてるなと思っていたら、撮影監督が海外の方だった。
月光の連弾場面なんて月を映さないところと光の綺麗さ、色気が美しく溢れてる。濃厚なラブシーンのような色気。

演奏場面はきっかり固定位置にして取ってるのに、その他の場面は手ぶれが少々激しくドキュメンタリー番組のような要素がある。
演奏シーンでは、どうしても手元と顔が別々で映る場面が多く、別人が演じてるのかと改めて思ってしまいますが、やっぱり松岡茉優の弾く姿勢は凛として美しい。

多分初めて原作を読んでから映画を観た作品。やっぱりアヤは原作だともっと飄々と余裕があった気がするし、マー君ももっと完璧な人ってイメージだった気がする。そう考えると風間塵が1番原作と近かったのかも。
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