イチ

蜜蜂と遠雷のイチのネタバレレビュー・内容・結末

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ピアノコンクールの予選、本選のお話。

登場人物四人はそれぞれの想いを持ち、コンクールに挑む。
ストーリーは平坦に進み、それぞれの演奏が適宜行われる。
演奏者としての緊張感が描かれていて、演奏後は拍手が起きやりきった感でいっぱいになる。演奏者はこの瞬間のために練習するのかなと思った。

松岡茉優は言葉少なめの役柄で、淡々と進むが表情の演技がよかった。
馬の像を見て彼女は何を感じたのか…
ラスト10分の演奏よかったです。

Wikipediaによると一人一人の設定や審査員の事など原作でありますが映画として語りきれないなぁと思いました。
結果としてはコンクールの一覧の流れですが、そういった事も読み取らないとということなのか…
ただ起きていることを見せられていましたが、自然に話が進むのでこういった話も実際にあるのかもと思ってしまいます。

登場人物の内面性に注目すべき作品だと思いますが、僕には知識も経験も無いためただあった事実を見ていただけでした。
伝えたいテーマもあるんだと思いますが、こういう淡々と事実があって原作に沿う場面があって…
という内容の映画はそれだけ?と思ってしまいます。
起こったことを知りたいだけなら小説を読んだ方がいいし、今回の作品は映像化してみました🥺というくらいなのかもしれない。
映画って色んな作り方があるなと改めて思います。
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