このレビューはネタバレを含みます
入りの逃げるシーン
息遣いとほぼ白黒のような森の中で逃げ惑うところで一気に引き込まれた
軍服
着始めてから、どんどん大尉になっていっている
顔つきも
初めは軍服を利用していたけど、最後は軍服に利用されていたというか操られていた
大尉を演じている人を演じているのか、大尉を演じているのかわからなくなった
時より大尉ではない仕草や目つきはあったものの、終盤にかけて徐々に大尉にしか見えなかった
撮影はシーンと同じように最初から順番に撮影しているらしい
これが実話というのが凄いし怖い
見えない「権力」というものは外見が作り出すのか
見えない物を信じすぎているというのには現代も変わらない人間の感覚みたいなものがある気がする
それは小さい頃からの教育機関の在り方が昔から変わっていないからそうなってしまうのか、それが人間の生命としての本能的なものなのか
服装、立ち振る舞い、どう見られるのか現代でゆうところのノンバーバルコミュニケーションの鬼だし、それを上手くと言ったら語弊があるが、使いこなしていた
ラストのエンドロールは劇中のものを、現代のドイツでゲリラ的に遂行して撮影されている
女の人が反抗している場面もあって、徐々にその権力というものに屈しないという物も垣間見えた気がする
権力がありそうとか、服装見た目で凄い人だと信じすぎないように、そこに飲み込まれないようにしたいとも思った