単純なコメディかなにかかと思ったら、意外と良い話だし結末もすっきり。
まっすぐ生きようと思わせてくれる。
２も制作中だそうなのでそれも観てみたい。
高齢の大富豪ハーランが死んだ。彼は本当に自殺だろうか？
そこへ匿名の依頼によって屋敷に名探偵のブラン刑事が呼ばれる。
家族に尋問していくと、幾人かはハーランと揉め事を抱えていた。
真相は？そして彼の莫大な遺産は誰の手に......？
その日はハーランの誕生日で、これまで全面的に面倒を看てきた子供たち４人にそれぞれノーを宣告した日でもあった。だから多かれ少なかれみな怪しいが、確たる証拠もない。
信頼できるのは利害関係のない若い看護師マルタだけ。
死の真相は中盤で観客に示され、後半は捜査の結末と財産の行方にフォーカスが移る。
真相を知るのは相続人一人だけ。その人物がどういう行動を取るのか。
そして名探偵は見破るのか。
そしてそもそも名探偵を呼び寄せた人物は一体誰なのか。
新たな証言なども見つかり探偵たちは真相へ近づいていくが、このころ匿名の脅迫状も相続人のもとへ届くようになる。
探偵たちは今度はそちらの捜査へ当たることに。
この辺になればさすがに気づく。
この一件、よく考えてみればそもそも何かがおかしい。
だからこそ真相は途中で明かされていた。
長年のこじれが募り、恨みが招いた悲劇。
その策略を何度もくぐり抜ける善意と知恵。
ラスト、相続人は一人バルコニーからみんなを見下ろしていた。
the Knives are out...ナイフが抜かれている状況。今まさに誰かが危害を加えようとしている、殺気立って険悪なムードの、
