このレビューはネタバレを含みます
序盤サスペンスの様に展開して
主人公の善良な看護師が故殺を犯してしまう最中に被害者の館の主人が救急車を呼ばずにゲームを仕掛けて自殺に見せかける様に脅す、主人公は母親の移民申請がまだ通ってない事を理由に受けざる得なくなりそのまま工作を行う。
モルヒネの中和薬が見当たらなかった時点で第三者の関与がミステリ物ならまず思いつく。
ランサムは主人公に協力的だった上に犬に吠えられてたしセオリー通り怪しくなってくる。
主人公の靴についた血痕をフューチャーしたヒントがあからさま過ぎて、ラストの最初から分かってましたという探偵のセリフまでの意外性がなくなる。
クリスティ的な館での主人殺害と財産を巡る一族の諍いという定番の舞台でポワロとホームズが混ぜた様な探偵役が主人公を泳がせて真相を明らかにしていく展開は悪く無い。
探偵が登場時の取調べ中にポーンポーンと調書者意識を割くやり口はデリカシーにかけてた。
真犯人と大凡の真相は予想できる内容だったが、視聴者への見せかた、場面の前後の工夫が良かった。
サブスクでよく表示されてたが、低レビューの評価のコメント観て観るの敬遠してて新作と併せて観てみたら思いの外面白かった。