通りすがりのアランスミシー

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密の通りすがりのアランスミシーのレビュー・感想・評価

4.3
ライアン・ジョンソン監督、脚本によるアガサ・クリスティー風コメディ調サスペンス。
殺人という深刻な事件を扱っているが全体に牧歌的な雰囲気が漂っており、サスペンスでありながらコメディとしても成立しているのが凄い。
探偵ものにありがちな長広舌で推理を披露するクライマックスはセリフだらけだが、退屈しないように映像的にも工夫されている。
ライアン・ジョンソンの演出家、脚本家としての器用さを堪能できる逸品だと思う。