昨年のクリスマスに試写会で鑑賞
スカイウォーカーの夜明けを観た次の日に
アンチとまではいかないけれどThe Last Jediを観てからはライアン・ジョンソン監督が好きではなかった
みんなが大切にしているものを、わざと壊すフリして驚かせるかのように、ひとりよがりの作家性を優先させて、「俺ってば、こんなことやっちゃうんだぜぇ」ってほくそ笑んでるような印象があったから
だから、彼に大作のシリーズものをやらせるべきでは無かった
ディズニーの思惑が完全に裏目に出たのだ
今回の作品は、そこから更に180°回転して、彼のいるべきゾーンに戻ってきたようだった
とても面白い映画なのだ 「こんな豪華な俳優陣を使って、こじんまりとした映画を撮る!普通ならやらないだろぉ?」ってな感じで、starwarsの時と同じ様な笑みは見えるのだが、今回は正にそれが嵌っていて、すごく面白く仕上がっている
ジェームズ・ボンドにキャプテン・アメリカ、ブレードランナー2049のジョイにヨーダ、イットのビル、エンドゲームでの幻のモーガン・スターク達が大集合(中の人)の超豪華な俳優陣が織り成すのは、コメディチックでシニカルでオリエント急行みたいな緊迫したミステリまでもがある、てんこ盛りの作品なのだ
中でも一際輝いていたのは、主演女優のアナ・デ・アルマス
こんな可愛い人が存在するのか!という顔の作りなのに演技も素晴らしくて、ダニエル・クレイグとの掛け合いは近年稀に見る名場面
コケティッシュな魅力に、この映画を観て彼女を嫌いになるひとゼロ説をとなえたい
本当に何かしらの主演女優賞をとって欲しい
次の007 No Time to Die もとっても楽しみ
この勢いでもっともっと銀幕を飾れば、世界は平和になるに違いない
アナ・デ・アルマスはそれくらいの存在なんだ
とにかく、そんなアナ・デ・アルマスの魅力を置いておいても、とても面白い作品だった
ライアン・ジョンソンのことは見直したけれど、スターウォーズに与えた打撃は永遠に許さない!