このレビューはネタバレを含みます
アメリカ人監督のつくった、イギリス人探偵の王道ミステリー&コメディという感じ。
嘘をつくと吐いてしまう看護師が作品の良いエッセンスとなっている。
全体的なつくりとしては、テンポも良く、洒落で皮肉なジョークや、大人のウィットに富んだセリフが楽しめた。
相続問題、移民問題、格差問題をサラッと絡めるものの、
結局はその人に徳があるかどうか、
自分の中にどんなルールを持つかで立場は変わるものだ、というメッセージも感じた。
探偵とおばあちゃんのシーン、少ないセリフだったものの、印象的。
特にこの2人によって、推理としても、人間ドラマとしても、後々スッキリさせられることに。
「真実そのものは単純明快です。
難しいのはそれをどう扱うかということです」
「君は自分のルールで勝負に勝った」
「この家族大丈夫かしら?」
ラストのストーンズは嬉しかった!