若ハゲ

僕たちは希望という名の列車に乗ったの若ハゲのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

1950年代の東ドイツ、ハンガリーの反共産デモのニュースを見て感化された高校生が授業中に黙祷を行ったことにより、国家への反逆者とみなされる。自身の将来のために首謀者を告発するか、友情を優先するかの狭間で揺れ動く人間模様を描くドイツ作実話ベース映画。

冷戦下ドイツに関する知識をあまり持っていなかったので、驚くことばかりでした。西ドイツのラジオを聴くことも規制され、黙祷を行うだけで敵国家の味方だファシストだと罵られる抑圧された世界で、将来を憂う若者たちの葛藤がヒリヒリと伝わってきました。

知識を持ってないからこそ楽しめた部分もある気もするし、逆に予備知識があれば別の視点から楽しめる作品な気がします。

脚本も良かったと思いますが、あれだけ正義感に溢れるクルトがレナとキスしたり、レナがそれをテオに開き直って捨て台詞言った割に、結局自分から真実を言わなかったり、テオの成長(演出)のためとはいえ恋愛要素はちょっとモヤモヤしました笑
若ハゲ

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