おとうちゃん

僕たちは希望という名の列車に乗ったのおとうちゃんのレビュー・感想・評価

3.6
理由ある反抗!

ソ連の支配に反発したハンガリーでの暴動の犠牲になった民衆を追悼するためにクラス全員一致団結。
たった2分の黙祷が、国家を巻き込んだ大問題になってしまったから…さあ、大変!

『1917…』では敵役だったドイツの作品。
本当は『ジョジョ・ラビット』が観たかったのだが、既に最寄りの劇場は上映中止になってしまいプランBの本作に変更。

ベルリンの壁ができる直前の東西冷戦下 旧東ドイツで起こった、衝撃の実話。

思想の自由を奪われて、国家を敵に回した18歳の若者たち。
このクラスの団結力は、良くも悪くもドイツらしい。

18歳の子供相手にナチスを彷彿させる容赦ない調査。
仲間割れを狙った、巧みな尋問。

友を密告してエリートになるか…
信念を貫いて下級層になるか…

『僕たちは希望という名の電車に乗った』
この題名で面白くなかったら、名前負け!

決して名前負けはしなかったが、この中に一人裏切り者がいる。


余談ですが・・・
私めが高校1年生の時のこと。
あるクラスメイトが学校の屋上でタバコを吸っている所を先生に見つかった。
その生徒は、あろうことか「タバコを吸っているのは俺だけじゃない」と喫煙者全員の名前をチクってくれた。
結果、クラスの2/3以上が停学…当然私めも停学😅

そのチクり屋は すぐにクラスから処分されたが、奴は今頃どうしてるだろう・・・