死霊館シリーズの番外編みたいな作品。
日曜日の朝って、ホラーを観たくなりませんか?あ…わたしだけか。しかも、そこまで観てないか。
…ということで、
短尺だし、サクッといってみました。
1674年に生きた ある女性の哀しみと怨念が、悪霊となって1974年に蘇る。
その女性の哀しみの根源は、愛した夫の浮気。夫に対する復讐で、女は我が子ふたりを溺死させ、殺した挙句、自死した。
その怨念が蘇るのだ。
夫の心変わりはもう諦めるしかありません。わたしがもしその立場だったら、諦めるかなぁ。泣く泣く諦めるかなぁ。悔しいけどしょうがないかなぁ。
主人公はふたりの子供を持つシングルマザーのアンナ。元警察官の旦那さんは亡くなってしまった。
子供に執着する悪霊は、ついにはアンナの家に入り込み、悪さをする。本作はその悪霊とアンナの家族との壮絶なバトルを描いている。
アンナは神父に報告し、連絡し、相談する。神父は腕の良い呪術師がいるからとある人物を紹介する。
それがラファエルだ。
呪術師のラファエルくんさぁ…あ、オジサンですが、なんか素人感ありあり。え…見習い?もしかしてバイト?ってくらい役に立ってない。しかも、今言うか?ってとこで「ジャジャーン」て言うし、空気読めてない。お前はタクシー使うな。歩いて帰れ。
結構、面白かったのだけど、終盤はラファエルのおどおどっぷり(よく言えば、人間らしさ)を、笑いながら観るか、呆れながら観るか、腹を立てながら観るか…の3択になります。
わたしは笑いながら観たよ。
とはいえ、悪霊との戦いのシーンはハラハラしたし、子どもふたりがテーブルの下に隠れた時の演出なんかは、
うしろうしろ!
まえまえ!
うえうえ〜〜!!
と叫びながら楽しみました。
このシリーズは割と好きです。
本作の“ 泣く女 ”の他に ” 彷徨う女 ” もあるみたいなので、機会があれば観てみたいな。