男性幼馴染４人が久しぶりに集い、余興として自分のスマホへの着信情報を見せ合うというゲームが始まる。隣に座るパートナーもいっしょに参加しての飲みの席での勢いで始めたゲームだったが…。
見終わってみると脚本次第でもっと面白く出来るだろうに、という思いもありつつ、これはリアルにあるだろうなというギリギリを上手く描くバランス感覚が良い。役者も演技過剰にならずに市井の人々感が出ている。
公の自分、プライベートの自分、秘密の自分ー。SNSの登場により、現代人はひと昔前よりもこの3つの区別をかなり意識してSNSで発信する必要がある。誰しも3つの場での自身のキャラクター設定が違うこともあるだろうに、上手くやる人は上手くやっている。
ただ、自分のスマホの中にある自分だけの秘密の情報を幼馴染と言えど他人に披露することはなかなか難しい。その状況をリアルに描いたヒューマンサスペンス？
