女癖の悪さから電器店をクビになり医薬品企業の営業に転職したジェイミー。営業中に若年性パーキンソン病を患うマギーに会う。過去の恋愛や病気のことから、恋愛関係を避けるマギーとジェイミーは体だけの関係で付き合うようになる。やがてお互いを想う感情が強くなるが、病状が悪化していく将来に悩み、2人の関係は壊れていく。
「グローリー」「戦火の勇気」「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズウィック監督がチャレンジングな映画を作ったと思ったが、実は同監督が昔撮った「きのうの夜は…」に近いかもしれない。シカゴという街が登場するところも似ている。
劣等感から、わざと「いい加減な男」として生きて来たジェイミーと、その本質を見抜いて、本当の彼を受け入れ愛してくれたマギー。明らかに相性がいいんだけど、お互いに将来が不安で一度は離れてしまう。
結局、ジェイミーは健康じゃなくてもいい、そのままのマギーを愛していることに気付く。お互いの良さを認め合う相手と、病気もひっくるめて生きていくのがいいんだということなんだろう。ただ、これは現実にはなかなか難しい決断だろうと思う。
とてもいい話だけど、なんかきれいにまとまりすぎてる感じがした。