EDDIE

ラブ&ドラッグのEDDIEのレビュー・感想・評価

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)
3.9
新天地で稼ごうと意気込む営業マンとパーキンソン病を患う女性のロマンスコメディ。本当に“愛するとは”を感じさせてくれる良き脚本。他人の言葉でブレることもあるけど、やっぱり君のことが好きなんだ、と。

〈感想〉
とても良い映画ですね。
この映画のジャケットは何度も目にしていて、ジェイク・ジレンホールファンでもあるのでなぜかすでに観ているつもりでした。

プレイボーイで口達者、そんでもって自信家。
そんなジェイミーという男はとある理由で家電量販店の販売員をクビになり、次に選んだのが製薬会社の営業マン。
医学部を中退しているという背景設定があるため、無駄に賢い彼のパーソナリティは説得力があります。
医師に対して薬を売るのが彼の仕事ですが、ある日営業に向かった病院の診察室でマギーという女性と出会います。
その彼女は若年性パーキンソン病と診断されているのです。

手の震えをはじめとした様々な運動障害を抱える病気ですが、彼女に魅力を感じたジェイミーはお得意のトークで近づいていくわけです。
互いにセックスは大好きなので、体の関係だけと約束して距離を縮めるわけですが、徐々に彼女の進行する病気をみながらジェイミーは献身性を身につけていくわけですね。

まぁタイトルやバイアグラ売りのMRという性質上、セックスシーンや男女の裸シーンが満載なのはご愛嬌。
なので、家族とかで観るのはホント気をつけましょうね。

個人的に響いたのは、パーキンソン病の妻を持つ老人と出会った後のジェイミー。
彼はその老人からかけられた言葉をきっかけに迷いの感情に支配されてしまうのです。
そこから彼はどのような答えを出すのか。
映画的な魅せ方もフィクション的でとても良かったのですが、なんと原作はノンフィクション小説『涙と笑いの奮闘記 全米セールスNo.1に輝いた〈バイアグラ〉セールスマン』とのこと。

これ実話なのか!と驚きを隠せませんでした。

〈キャスト〉
ジェイミー・ランドール(ジェイク・ジレンホール)
マギー・マードック(アン・ハサウェイ)
ブルース・ジャクソン(オリヴァー・プラット)
スタン・ナイト博士(ハンク・アザリア)
ジョシュ・ランドール(ジョシュ・ギャッド)
トレイ・ハニガン(ガブリエル・マクト)
シンディ(ジュディ・グリア)
ジェームズ・ランドール博士(ジョージ・シーガル)
ナンシー・ランドール(ジル・クレイバーグ)
リサ(キャサリン・ウィニック)

※2022年自宅鑑賞109本目
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