ジェイク・ギレンホールの新作を見るに当たって、過去の作品も観ておこうという事で鑑賞。
アン・ハサウェイと彼の脱ぎっぷりと、長身のアンよりも長身なジェイクに感動。もっと小柄なのかと思っていました。
あまりイケイケなキャラクターのイメージがなかったけれど、愛嬌のある笑顔とマッチョな身体のアンバランスさがピッタリだった。
そもそもこの原作は著者の話を基にした小説で、さらにそれの映像化ってんだからどれだけ脚色されてるのかっていうと、原作ではラブストーリー要素はなく、バイアグラを売るセールスマンのサクセスストーリーのようなものらしい。
一方本作は、人を愛することを初めて知った2人が病を乗り越えていくという感動ラブ(セックス)ストーリー。
かなりの脚色。主人公の設定だけ拝借した感じ。
パーキンソン病を扱っている作品なだけに、アンの演技が気になる。所々で割と普通にグラス持てたりしてるし、病状はステージ1と言われていてしかも悪くなっていってるという描写があったにも関わらず、そこらへんはあまりしっかり再現していなかったのかな?リハビリの様子も特に描かれないし、とにかくヤりまくる2人、という印象が強かった。もちろん、心の繋がり的なものを印象づけるシーンも散りばめられてはいたけれど。
何も知らないと、ステージ1て意外と普通じゃん、と思ってしまう。ストーリー的に2人の間に何か良くない流れを作りたいときにだけあからさまな症状を前面に出しているだけのような。
病気についてしっかりと描いてはいないあたり、まさしくこの邦題の通り、ではあるのかも。