ジュラシック・ワールド／新たなる支配者のCHICORITA主任のネタバレレビュー・内容・結末

シリーズ第6作、ワールドシリーズとしては3作目となる完結編。
中盤にかけての一大アクション、終盤の肉食恐竜バトルなど娯楽作としては十分楽しめる内容。
ただ、シリーズ完結作としてのテーマへの踏み込みは浅いというかあえて避けた感じで、集大成としての重みを期待すると肩透かしを食らうかも。ジェフ・ゴールドブラムに加えサム・ニールやローラ・ダーンといったレジェンドキャストの起用もファンサービスの域を出ていない印象でした。
個人的にもやっとしたのは、「原生生物と恐竜の共存」を落とし所としながら、同じく人間の都合で復活させられたイナゴを容赦なく滅ぼしてしまうところ。恐竜は良くてイナゴはダメ？どこか偽善的なご都合主義が感じられました。
まぁこの作品の言わんとするところが「最も絶滅すべきは強欲で傲慢な人類である」ということなら、皮肉が効いててこの上なく納得できるのですが（笑）
先の通り娯楽作としてはまずまずの出来なので、シリーズファンなら見逃す手はないです。ぜひ劇場で結末を見届けてみてください。