このレビューはネタバレを含みます
敬愛するジュラシックパークシリーズでふし、ドルビーアトモスの大音量公開で楽しみました!
まず、レジェンドの三人が大スクリーンみられて嬉しい!
サム・ニールは相変わらず善人なのに眉毛が吊り上がっててニヒルスマイルの悪人面だし、ジェフ・ゴールドブラムはずっとセクシーだし、やっぱ黒シャツ最強やろがい。
そして、まさかの悪役がドジスン!
「ドジスン!ドジスン!ここにドジスンがいる。誰かドジスンを知ってるかい?」
『ジュラシック・パーク』ネドリーにシェービングクリームを渡していた彼です。因果応報にもネドリーと同じくディフォロサウルスにお仕置きされます。
ジュラシックシリーズもラストになってしまいました。これが最後でよかったの??このシリーズ。
前作の炎の王国から本作をずっと待っていましたが、やはりジュラシックワールドで終わっとくのが一番綺麗だったと思います。百歩譲ってもマルコム博士の「ようこそジュラシック・ワールドへ」で終わってても良かったかもしれません。
今回、観てる途中で思いましたもん。「一体何を観てるんだっけ?」って。恐竜は出てくるけどこれはもはやジュラシックパークシリーズっぽくないことはたしか。
ひとつひとつのパートは良いものの内容構成が継ぎ接ぎで全体でみるとかなりぼやけてしまっている印象でした。
結局、世界的な状況はあまり変わってなくて、バイオシン社を排除したくらいでしょ。
案の定の共存エンドだったけど、新たなる支配者ってなんのことだったの?
パイロットは急に味方になったのよくわかんないし、マルコム博士はイナゴのDNAを自分で取りに行けばいいのにわざわざサトラー博士にやらせたのもよくわかんないし、メイジーがウー博士にDNA提供することに心変わりした理由もわかんなかった。他にもツッコミどころをあげだしたらきりがないです。
ツッコミどころが山程あっても、恐竜が暴れてりゃいいんだよ!と気持ちを切り替えようとも思いましたが、恐竜猫写も種類こそたくさん出てきたけど見どころはあまり無くて切り替えにも失敗してしまいました。でも、CGIだけでなくパペットやアニマトロニクスが活躍していたのはよかった!!
文句はあるし、明らかにストーリーは破綻しかかっているとは思うのですが、いろんなインタビュー記事とか読むと仕方がなかったのかなという気持ちにもなります。
炎の王国の尻拭いと軌道修正
旧作の三人を物語に合流
一気に増えた主要人物のそれぞれの見せ場
子供が楽しいアクションシーン
ファンが喜ぶオマージュシーン
new恐竜
ハッピーエンド
これらすべてを2時間半でまとめてシーリーズ全体を締めくくるとか脚本をブチギレながら作っててもおかしくないですよ。
これに更に色んなところからオーダーが来るんでしょう。サム・ニールとローラ・ダーンいくつかの台詞を紙に書いて提案したりしてたそうです。ありがたく参考にしたのかうるせぇと思ってたのかはわかりませんが‥。