たた

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のたたのレビュー・感想・評価

3.9
そもそも予告編の時点で驚いたのが、はっきりと完結編だと宣言してること。

おかしーなー。
前作のラストでマルコム博士「ようこそジュラシック・ワールドへ!」
今後このシリーズが無限に広がっていくことの予言だと受け止めていたのに。

これまでは、ほぼパークか島の中だけでストーリーを展開せざるを得なくて、ネタ切れか焼き直しになってきてる感…が少々ありました。
でも、前作で恐竜が人間社会に完全に解き放たれたことで、脚本の自由度が一気に広がります!
世界のあちこちで繰り広げられる人間と恐竜のドタバタ劇。
ホラーにもスリラーにもモンスターパニックにもコメディにもドラマにも出来そうです。
日本を舞台に安達祐実と恐竜のコドモの、交流や絆を描くなんてどうですか。
そう、どんな話でも書けます。ジャンル「恐竜」が映画界を席巻する、そういう意味も込めての「ようこそジュラシックワールドへ!」
だと思ってたので。
まあ無理につまらない話を書いて欲しくはないけど、完結って言い切って欲しくもなかったなー。

・・・

以下よかったところ。
派手な見せ場が何個もある。町なかの恐竜チェイス、氷上の逃走劇、ジャングルでのなんやかんや。

旧キャラの登場と活躍。グラント博士はやっぱり発掘現場が似合うな。
マルコム博士は顔も言動もいい感じにおじいちゃんになって、1での大失敗を踏まえての活躍にやったね!ってなる。

シリーズ通して何だか板挟みでモヤモヤした立場におったあの博士が、やっと救われた感。あの清々しい笑顔からのエンドロールでもよかったくらいの、いい表情だった。

古生物と現生物の共存を表現するラストシーンの、翼竜と鳥の飛び交う姿、モササウルスとクジラの遊泳、トリケラトプスと象のシルエット…がめちゃきれい。

ドジスンは1ではちょいキャラだった記憶。あんな顔だったっけ…。アノ展開は太っちょネドリー君の呪いかも知れない。

イナゴがでかい。
たた

たた