シリーズ完結編としては申し分ない出来ではないかと思う。個人的にブルーの活躍がもっと見たかったなぁ等、希望を挙げればキリがないけれど、新旧作の登場人物たちをフルに用いてよく描ききったなと感心させられる。前作で解き放たれた恐竜たちのいる世界はビジュアル的なインパクトがあり、始終ワクワクさせられっぱなしだった。
アクションの見せ場も豊富であり、中でもマルタの闇市へ向かっての捜索から市街を駆け回るバイクとラプトルのチェイスシーンは圧巻だった。お前は007かイーサン・ハントかって笑ってしまう程の格好良さのクリス・プラットである。ここだけ全体からすると浮いていると言えば浮いているのだが、私はこのシリーズからはアトラクション的な楽しさが得られればそれで満足だ。世界観さえ繋げていけば幾らでも続編が企画できそうなので、もしまた続きが制作されるのであれば、是非劇場で堪能したいと思う。
