人間側から恐竜側に視点が転換する衝撃のラストを迎えた前作に対して、テーマのスケール感が家族のサイズに落ちてしまい、良くも悪くもあっさりとしたエンタメ作品になった印象です。とは言ってもクオリティは高く、最後まで楽しく見れました。
正直どこかで見たようなシーンが多いですが、そこに恐竜をうまく絡ませることで新鮮さが生まれています。マルタ島ロケはまるで007かワイルドスピード、でもカーチェイス相手がのんと恐竜です。過去シリーズと今の登場人物が一堂に会するところはSWかノーウェイホームのよう。地下の研究所は定番ですが、ファイヤーイナゴのアイディアは神がかってます。池から頭を出すシーンは地獄の黙示録っぽい。地下洞窟シーンはインディジョーンズ？あの帽子だし。恐竜が目の前で口を大きく開けるシーンはまるでエイリアン。
ラストの壮大な映像は人間社会のダイバーシティ肯定を象徴してるようで、一級品のカッコ良さでした！
