lilai

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のlilaiのレビュー・感想・評価

4.1
アマプラ対象だったので視聴。
変に人間ドラマとかに執着せずに、迫力の恐竜とアクション、過去キャラクターたちの集結に焦点を当てたのは英断だと思う。

恐竜の登場シーンに関しては本当に文句なし。その圧倒的な存在を威厳と恐怖を両立させながらうまく描けていた。

ジュラシックパークシリーズを見たのが太古すぎて、イマイチ拾いきれなかったが、過去作オマージュネタも豊富で、特にアランとオーウェンが邂逅するシーンは、ファンならうるっと来るのではないだろうか?
(過去作キャラ登場のたびに、テーマ曲のジングルが差し込まれるのは、演出感ありすぎて流石に笑ってしまったが。)

残念な点は、敵側となる「バイオシン社」がまあカッスカスの内容だったこと。何が目的なのか。その目的を達成するための熱い動機や、生い立ちはなんなのか。そんなもの一切触れられず、「バイオシン社が恐竜を管理しているのです!」から始まった本作は正直?である。
ザッカーバーグみたいな社長も何一つ自分なりの正義を掲げることなく退場。
酷かったのはラムジー。あの助手。何も語られず突然登場、突然裏切り、突然改心し、ハッピーエンドへ。なんじゃこりゃ。彼はもっと深ぼっても良かったと思うよ。せっかくの新キャラなんだし。

恐竜を見る映画としてはファンサービス満点。アクション映画特有の動機づけがカッスカスになるのはまあしょうがないか...。こっちだって恐竜見に来てるんだし。でも、モササウルスもっと出せよ!おい!
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