カレーをたべるしばいぬ

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のカレーをたべるしばいぬのレビュー・感想・評価

2.2

シリアスで壮大なテーマ、進化したCG表現および俳優陣の熱演が本当に素晴らしいのに、歯の浮くようなご都合主義的展開をはじめとする素材の無駄遣いが余りにも、余りにもである。
『ジュラシックワールド』からウンザリしていた、「対話できる恐竜」だけでお腹いっぱいなんだコッチは。

超一流の材料を使い、出来立てに大量のチョコレートをかけたお子様ランチ。

共存も淘汰もない。最後まで甘ったる~い感じ。恐竜もチョロチョロっと。最初と最後で状況は何も変わっていないのに解釈を変えることで締めようとする新しい映画。

悲しい気持ちになった。サムニールもクリプラも本当に素晴らしいのに。