監督 スティーブン・スピルバーグ
スピルバーグが、何故、今、この作品をリメイクしようと思ったのか?それを確かめるために、劇場に行ったんだ。
結果、よくわかんなかった。
歌とダンスは、すばらしい!!tonightとAmericaの時は、軽く鳥肌が立つくらい。さすがバーンスタイン。主人公の女優が演じるマリアも美声。
そして、素晴らしいカメラワークで、それらをおさめていて、それらだけでも劇場に足を運ぶ理由はある。
だけどね、登場人物達が、みんなアホ過ぎるんだ。アホすぎて、だれにも感情移入できないから、ストーリーに僕は入り込めなかった。というか、入り込めるストーリーでもない。
ロミオとジュリエットをベースとして、1960年代にその当時のアメリカニューヨークの現代話に仕上げたのが、ウエストサイドストーリーだ。
スピルバーグ大先生であれば、きっと2020年代のエッセンスを加えた話に昇華してくれていると期待していた僕が悪かったかもしれない。
マリア!目の前に銃で撃たれたヤツが転がってんだから、そこは、歌い出すんじゃなくて、救急車呼んであげて!って叫びそうになったよ。