《伝説の名作を現代の伝説が描く。》
観たことはないですが、そんな自分でも名前は知ってる『ウエストサイド物語』をスピルバーグがリメイク。
スピルバーグがミュージカルってどうなるんだろうと。
ここ数年地味目な作品作ってて、まぁもうスピルバーグも歳だもんなとか思ってるところに『レディ・プレイヤー1』が現れて土下座して謝りたいスピルバーグ(笑)
やはり75歳とは思えないほどエネルギッシュでパワフルなミュージカル作品でした。
とにかく映像がカッコいい。
昔の作品をリメイクだからダサいんじゃ…とか思ってましたが色味とかアングルとか冴え渡ってました。
後、衣装が印象的でしたね。
誰がどっち側の人間なのかをわかりやすく衣装で見せていたのが良かったです。
ある人物がラストで違う色を着ていたのが印象的でした。
ストーリーも単なるラブストーリーではなく、人種間の差別や移民と言う問題も盛り込まれていて思ったより重かったです。
ミュージカル映画において曲は大事です。
寿司で言うネタだと思います。
『RENT』、『グレイテスト・ショーマン』、『ディア・エヴァン・ハンセン』が好きなミュージカル映画で、そのどれもが曲が自分好みなんです。
本作はとにかく曲が全部刺さらなかった。
シャリは旨い、でもネタがウニとか白子なんです(自分が好きじゃない寿司ネタ)
音楽はやっぱり好みだと思います。
好きな人は好きだし、好きじゃない人は好きじゃない。
ホントそこだけが残念でした。
ラストの展開も現代劇だったら起こり得ない締め方だったなぁ。
余韻が中々でした。