慈

ウエスト・サイド・ストーリーの慈のレビュー・感想・評価

4.0
一緒に観賞した友人が結構ダメージ食らっていたので、ジェット団の誰がタイプだったかという話を酒のつまみにしました。
私はディーゼル役の胸筋ムキムキさん、ケヴィン・チョラクがタイプです。

と、そんなことは置いておいて。
ここではしっかりレビュー書きます。
当方、ウエストサイド物語未鑑賞。そのため、音楽と大まかな内容のみ把握しての鑑賞でした。(ラストは理解してるつもりだったけど見ておくべきだった!)

冒頭の鍛え上げられた体をしなやかに動かす男たちのダンス、カメラロールともに魅せられました。空き地から出ていくシーンで1人あきらかに音が外れてるところもツボでした。好きです、ああいうの。刑務所でのダンス然り、ジェッツのメンバーたちがユニークで楽しくて、クソガキで!見てられない部分も一部ありましたが、それも必要な内容かなと。
アニータがドラッグストアで放ったあのセリフは、トニーを守るためなのか、マリアへの密かな復讐なのか、どちらにせよ誰もハッピーエンドでないからこその内容。
もう一度見ればスコアは上がりそうですが、初見はここで。

以下、考察を読んでの感想ですが、
ジェッツ=青、シャーク=赤 
それぞれのイメージカラーには気づかず...
赤のドレスを着たがったマリアが、後半トニーと出会ったのち、薄ピンクのパジャマに。そして、真っ青のドレスで現れる。なるほど!と思いました。2人で1つの命って歌ってましたもんね。あ〜、それであのラスト...胸が痛い!

ただ、比べるものではないけれど、同じ社会問題を取り上げている内容としては昨年のインザハイツのパワフルさには劣るかなあと。ウエストサイドストーリーは、主要人物がはっきりしている点と、会話が急にミュージカルに調になるシーンが少ないので、物語を楽しみたい、万人受けならこちらかなと思いました。スピルバーグ監督のミュージカル、見応えあります。是非に。
慈