死を美化しない悲劇だから好き。これは映画に対してというか、West Side Storyという古典作品に対してだけど。ロミオとジュリエットへのアンチテーゼといったところ。ずっとショーを観てるみたいであっという間の2時間半。曲終わりで拍手したくなる。
ジェッツとシャークがお互いを牽制するために武装し、かといって手を出して死者を出してしまうと全てのバランスが壊れてしまうという構図は、明らかに東西冷戦時代を彷彿とさせるもの。それだけに公開のタイミングがWW3という単語が機微に触れる今であったことだけが残念。
Tonightはどうしてもつよしみなコンビの声で再生されてしまいがち。