遅ればせながら鑑賞しました
かなり良かった、さすがスピルバーグだなと
ロミオとジュリエットという古典をその当時の現代に置き換えたウエスト・サイド物語自体が古典になりつつある今この作品をリメイクするというのが先ず凄いし、その上で今僕達が考えるべきことを真摯に訴えかけてくる姿勢がかっこよすぎました
オープニングから遠近感、縮図感覚を狂わせるカメラワークで圧倒されました
スピルバーグのカメラワークも楽しすぎるし、ダンスもミュージックも楽しすぎて本当にこの空間から出てたくないと思わせてくれる映画体験でした
ただパーティでのダンスバトルシーンで両側からわちゃわちゃ出てくる所をもう少しシンメトリックに撮って欲しかった、少し中心がズレてるのが気になってしまいました。なにか狙いがあるのでしょうか。
そして本作はスピルバーグの集大成的な要素もあると思います。影と光の表現、スリル、色による意思表示、全身全霊で全てをぶつけているような気がしました。
「ウエスト・サイド物語」と比べると尚面白いです。今回の方がより人間描写や背景描写が細かくて上手かったです。
母がよく「歌は祈りだ」と言っていましたが本当にそうだと思います。この作品のミュージックには夢への、愛への、平和への祈りと叫びと願いが込められてる
最近は図らずも現代の世界情勢と重なる映画が多いですね
誰かが死ななきゃ人は変われないんですか?だったら人が死んでるのに変われない今は昔より酷いですよ
アンセル・エルゴートはポテンシャル完璧なのにあのスキャンダルのせいで作品に影響が出ちゃってますよ、感情移入しづらくなってました。
前作はホワイトウォッシュが問題になって今作は主演のひとりがスキャンダル起こして何かと問題が付き物なウエストサイドストーリー
総じて良かったです、サントラ買いますわ