ももじ

ウエスト・サイド・ストーリーのももじのレビュー・感想・評価

4.1
ミュージカル苦手な人にはあえておススメはしないけど、ある程度歌好きならいけると思うので、ぜひ。名作なので。
クラシックから、バレエ、サルサ、マンボ、ジルバとか盛りだくさんで、とにかく音楽、ダンス、演劇的要素もがっつり詰め込んでる為、これ以上短くできないの仕方がない。
長いという人も仕方ないけど、3個以上のジャンルの興行を1個に詰め込んだと思ってどっぷり堪能してください。あ、あとシェークスピアね。

思い切ったアレンジを期待してはいたんだけど、それは無理な相談でした。
この時代のカラフルで、未来はバラ色という雰囲気。そして、当時は描ききれなかった人種問題や社会の暗部も。スピルバーグはこの時代を描くの得意ね。
名曲の中でも「アメリカ」は屋上から地上になってフィールド感出た。ハイライトの一つ。他にもロケーションとモブは増えてる。
トニーの雇い主が前作のアニタ役(!)と知って驚き。ドクじゃなくてドクの奥さんらしい。彼女一番好きだった。しかも、製作指揮に携わってる。
やっぱりハリウッドの俳優はすごいね。アンセルの歌はまさにトニー役そのまま。
前作と比べるのは意味ないかな。カメラワークなんかも、前作も当時としては斬新だったんじゃないかと思うし。これを観て好きだと思ったら、前作も絶対いいです、つか、もう一度前作観たくなっちゃいました。
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