RumNekko

ウエスト・サイド・ストーリーのRumNekkoのレビュー・感想・評価

4.6
「愛の言葉を歌い自分の心の奥深くの気持ちを相手に伝えることを称賛する作品」監督のスティーブン・スピルバーグはそう言う。

1957年初演の同名のブロードウェイミュージカルショーは振付や音楽が画期的で大ヒット。1961年に映画化された作品も大ヒット。アカデミー賞10冠。
音楽はレナード・バーンスタイン、作詞はスティーブン・ソンドハイム。
“♪Maria” “♪Tonight” “♪America” “♪Cool”などどのバーンスタインの楽曲も特別に素晴らしい。

また今回スピルバーグは1961年映画のリメイクではなく1957年の舞台を意識して製作したらしい。ミュージカル映画は初の挑戦。
バーンスタイン、ソンドハイム、演出・振付のジェローム・ロビンス、脚本のアーサー・ローレンツ、この4人ともユダヤ系、移民の気持ちがよくわかってる、ゲイでもある。ちなみにスピルバーグもユダヤ系。

プエルトリコ系のシャーク団とポーランド系のジェット団、『ロミオとジュリエット』で言えばモンタギュー家とキャピュレット家。シェイクスピアのバルコニーの代わりにニューヨークの非常階段で愛を歌う。

今回は日本語吹き替えで観た。英語とスペイン語を使い分けてるシーンが分かりやすく観れた。

終盤観ながら「まだ終わらないでほしい」と思えるほどずっーと観ていたい作品。
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