Byleth

ウエスト・サイド・ストーリーのBylethのレビュー・感想・評価

3.5
作品解説
スティーヴン・スピルバーグ監督が名作ミュージカルを再映画化。1950年代のニューヨークで禁断の恋に落ちた若い男女を描く。
1961年版の映画も大ヒットした名作ミュージカルを、スティーヴン・スピルバーグが念願の再映画化。1950年代、ニューヨークの下町を舞台に、移民の若者たちの対立やそのなかで芽生えた運命的な恋を、数々の名曲や躍動感溢れるダンスと共に描く。主演は『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴートとオーディションで選ばれたレイチェル・ゼグラー。アカデミー賞助演女優賞に輝いたアリアナ・デボーズの存在感も圧巻。

ストーリー
1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功を求める多くの移民たちが暮らしている。だが差別や貧困による不満を抱えた若者たちは、同胞の仲間とグループを結成して対立。中でもポーランド系の"ジェッツ"と、プエルトリコ系の"シャークス"は激しく敵対していた。そんなある日、"ジェッツ"の元リーダーであるトニーと、"シャークス"のリーダーの妹マリアが出会い、禁断の恋に落ちてしまう。

*BS10スターチャンネル公式ホームページの作品ページより引用

今年も大晦日に突入、という事で今年ラストの映画1本目は今年3月に日本公開された『フェイブルマンズ』のスティーヴン・スピルバーグ監督が伝説のミュージカルに挑んだ作品にして、あのレイチェル・ゼグラーのデビュー作『ウエスト・サイド・ストーリー』
12月22日夜9時にスターチャンネル1でやってた字幕版を録画して鑑賞

良かったところはキャストの演技力と歌唱力、特に2024年には『クレイヴン・ザ・ハンター』が待機中のアリアナ・デボーズの圧倒的な演技力と劇中での存在感は抜群でありダンスシーンについても見事な実力を発揮しており、アカデミー賞助演女優賞受賞も納得だった。『シャザム! 〜神々の怒り〜』『ハンガー・ゲーム0』のレイチェル・ゼグラーは今年は白雪姫発言で賛否両論を受けていたが、今作ではそれを気にせずとも普通に観られる程度の良い演技が出来ていたと思うが、アリアナ・デボーズより存在感としては下だったと思う。
次に楽曲面については、『Somewhere』『Tonight』などの名曲は改めて聞き応えがあり劇中での使われ方も見事だったほか、レイチェル・ゼグラーとアンセル・エルゴートの歌唱力が劇中歌に合う素晴らしい歌声を披露していた。
ストーリーが『ウィッシュ』以上に衝撃的な結末を迎えるということでかなり衝撃を受けたが、ネタバレになるのでここでは割愛する

今年最後に相応しい超大作にして、躍動感溢れる渾身の一作だった。これともう1本書いて今年は終わりにする予定
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