このレビューはネタバレを含みます
歌は世に連れ世は歌に連れ、どうかおひとつ聞いとくれ。気持ちいいくらい友情と冒険がキマる映画でしたわ。ミシェル・ロドリゲスのアクションが速くて重くて最高でした。話の通じないドラゴンとアウルベアーの大暴れも最高でした。吹替も見たい。
エンドロールを最後まで追ったんですけど、劇伴は生にこだわってるんですね……オケもパートごとに載ってるしコーラスの人数もハンパなかった。ハワード・ショア(ロードオブザリング)のスコアに迫るかどうかは分からんけど相当分厚いよ。劇場の音響でがっつり楽しんでほしいよ。
若手三人衆(サイモンとドレクとキーラ)を演じた俳優に見覚えあり、ここ数年以内に主演・準主演クラスで映画に出てた人たちだし、ほぼ直近のものひとつは見ていたのでなんか「まあまあ大きくなって……!」みたいな謎の祖母感情に襲われてしまい。
ジャスティス・スミスは「名探偵ピカチュウ」からお久しぶり。軽妙とシリアスのバランスが魅力的やね。どんどんいろんな作品に出てほしいね。
いやでも、橋のところは絶対やるだろうと思ったら本当にやってくれたので笑った。自ら道を断つスタイル。
ほぼ機転だけで生き抜いてきたエドガンとほぼ聖人ゼンクの水と油まざらない男男パートも良かったです。混じり合わないからこそ見えてくるものがある。
ほとんどノーストレスで楽しかった…のですが。他人の娘を引き取って思い通りに育てられる父親最高!と笑うフォージは確かに碌でもないが、エドガンもエドガンでなにを差し置いても初めにキーラに謝れよとは思った。その先までダメを引き摺らないといけないからだけど〜最後まで扱いが軽いんだよ。家族とは、と真顔になっちゃうよ。
箇条書き好きポイント
・お互いのダメさも良さも分かってる男女バディ
・動物や動物に近い生き物がたーくさん出ます
・ソロもチームもバトルが熱い
・墓から起こしてすみませんね〜
・地下はドラゴンの巣です(やったー)
・uncleのウェイバリーに磨きがかかったタヌキ親父ぶりがよきヒュー・グラント