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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのNAOKIのレビュー・感想・評価

3.8
世界一正しいCGの使い方と世界一正しいミシェル・ロドリゲスの使い方って話(笑)

今の若い映画ファンとおれたちオールド映画ファンの違い…
おれが君らぐらいの歳の頃観てた映画にはまだCGが使われてなかった。

特撮の主流は「合成」か「ミニチュアモデル」でしかもコンピュータではなく手作業だったので合成の境目がわかってしまうこともアルアルで…

「2001年宇宙の旅」で月面を飛ぶ宇宙船の窓に乗組員が見えて動いているのは衝撃的でした。

最初のスターウォーズの空中戦(宇宙)はミニチュアモデルをピアノ線に滑らせて火薬で爆破!それを本編ではスロー再生して本物のように見せていました。

カーチェイスなども昔はスタントマンが命懸けのスタントで作り上げるものでしたが最近ではCG主流でスタントマンも商売上がったりでしょうね。

CGがない頃は出来ることに限界がありましたがそれを上回る製作陣の工夫に溢れていた気がします。

現代…なんでもCGで出来るようになりました。
スピルバーグの「ジュラシック・パーク」で全てが変わりました。今まではストップモーションアニメか着ぐるみかロボットでしか動かなかった恐竜がまるでそこで生きているかのように躍動したのでした!

最初は驚いたのですがそれが当たり前になってくるとあまりのCGの多用にもセンスが問われるようになってきた気がします。CGの普及が映画の面白みを奪っている気さえしてきたのです。

最新のCGを駆使したアバターやMARVELの作品群は面白いけど実写映画というよりアニメに近いものではないかと思えます。

オールド映画ファンとしては昔の工夫に満ちた特撮が懐かしくもなります。

そんなCGが効用を思い切り発揮できるのが「ファンタジー映画」ではないでしょうか?

ハリー・ポッターとかロード・オブ・ザ・リングみたいなお話に…

でもおれはファンタジー映画いまいち好みではないんだけどな…えらく評判いいな…


「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」(ダサ!)

ゲームが原作らしいけどドラゴンや魔法使いが当たり前にいる世界観にCGというやつが相性がいいのか?バランスがいいのか?
観始めると面白いのなんの…子供向けってくらい単純なお話なんだけど気合の入ったCGが見せる魅せる!

主人公のクリス・パイン…どっかで見たなぁっと思ってたら影の薄いワンダーウーマンの彼氏じゃないか!ピッタリ(笑)

そしておれはこの人が出てるから観に来たんだミシェル・ロドリゲス姉さん!
アバターの戦闘ヘリパイロット!ワイスピ、ヴィンの彼女!もうアクション女優の雄にしてオッパイでかいしタンクトップ似合うし…

今回相棒のホルガ…ムキムキで強いのなんの!彼女がいなければクリス・パインはとっくに生きてない。
彼とのロマンスなんてこれっぽちもなくて夫婦に間違えられて「この唇男と?」と憤る…静かに傷つくクリス・パイン(笑)

もう強いミシェル・ロドリゲスを堪能できます。これぞ彼女の正しい使い方!

全編のCGも現代にしか出来ない映画として相性抜群…見えるとこどこでもドアが作れる杖…最高でした…この杖の手に入れ方は偶然にして適当だけど(笑)

たいそうな映画じゃないです。
でもみんなで観に行ってポプコーン頬張りながら楽しむのにこれ以上の映画はないんじゃない?

楽しかったぁ(笑)
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