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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのokappaのレビュー・感想・評価

4.0
面白かったです!何も考えずに、終始安心して鑑賞できる優しいエンタメムービー。親子の絆や友情、成長物でもあり、大人から子供までどなたでも楽しめそうな感じ。画面が暗めな洋画多いですが、本作は終始明るく彩度よく観やすいです。

宣伝の様子がB級ダメ映画風すぎてもったいない。劇場鑑賞は見送ろうかと思っていたのですが、身体を作り込んできたミシェル・ロドリゲスがノリノリであると聞いて鑑賞。早めに鑑賞してよかった。

キャスティングが物凄く良い。正直、クリス・パインはそこまで興味がなく本作も周りのキャラの方が好きですが、とりあえず彼は正統派イケメン的な扱いよりイマイチ決まらない三枚目的キャラの方が活き活きするような気がする。ヒュー・グラントは、近年の胡散臭いおじさん役凄く好きです。

ミシェル・ロドリゲスのホルガ最高。身体仕上がってて本当に強いかっこいい。ブンブンに戦うし(別行動時の各キャラカットで明らかに彼女だけバキバキに物理戦闘してる)、キーラとの触れ合いは可愛いし、芋食べてるのも可愛い。1日のハイライトが芋。ブラッドリー・クーパーがナイスなちょい登場もよかった。
セクシーパラディンは、セクシーパラディンだった。活躍時間は短いのに凄い存在感。わりと、終始泥臭くてゴミゴミしてる画面なのですが、彼が映っている時は整っていて空気が澄んでいそうな錯覚。確かにエロいとか下世話な感じはなく、清いのにセクシー。サイモンも良い役どころ、ドーリックめっちゃ可愛い。「IT」のビバリー役の時も可愛かったけど、今回のツノがあって尻尾あって華奢なのにアグレッシブで身軽でぶっ飛ばすし衣装も可愛かった。

スター・ウォーズとかと一緒で、ストーリーと目的が終始明確。敵も序盤ですぐに敵ですよ〜ってなるのでブレない。その中で、性別人種越えて魅力的で可愛いキャラクターたちがわちゃわちゃしてくれます。明るく楽しいエンタメ。ドラゴンもキュートだった。

噂には聞いていましたが、エンドクレジットの謎の邦楽はやっぱり凄く浮いてました。全く知らない聴き覚えのない曲なので嫌いとかも別にないのですが、ずっと英語聴いてきて、かつ英語表記のクレジットに日本語の曲は違和感あるし変な感じ。別バージョン作るの面倒だったのかな…。パンフレットないのが本当に勿体無い。キャスト再集結は大変そうですが、いくらでも続けられそうな雰囲気だったのでまたやってくれたら嬉しいな。セクシーパラディンももうちょっとみたい。
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