カタクチイワシ映画レビュー

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのカタクチイワシ映画レビューのレビュー・感想・評価

3.8
暇つぶしに入ったつもりだったのに、オイオイオイ、おもしれーじゃねーかっ! 初めて劇場で予告観たときの舐めきってた自分をブン殴ってやりたいよ!


RPGゲームの原点となったTRPGの映画化とあって、正に王道のファンタジーもの。でも何でだろう、それだけじゃ済まされない面白さがある。
ストーリーはそれこそゲームの1エピソードをギュッと凝縮した様な感じだけど、節々の演出がとてもスマートで単純に上手い。やるところはきちんとやってる感じ。しかもちゃんと怖いとこは怖い!

アクションシーンも最高、迫力ある殺陣と目を見張るカメラワークが素晴らしい。特にドリック(ソフィア・リリス)の城下脱出シーン、ラストバトルなんかアイディア豊富で楽しかった。デブドラゴンめちゃカワイイ。

時折り挿入されるトンボ、主人公周りの演出は素直にグッときました。あれがラストに繋がる直前の演出のスマートさ、ただの軽いノリだけのエンタメ映画じゃないのが分かる計算された見せ方だと思います。

役者陣は言う事ありません。どいつもこいつもハマッてます。クリス・パイン似合いすぎ。ミシェロド相変わらずカッコよすぎ。ジャスティス・スミス頼りなさすぎ。レゲ=ジャン・ペイジセクシーすぎ。ヒュー様信用出来なさすぎ。ソフィア・リリス可愛すぎ。配役完璧だと思います。ソフィアさん、あの『IT』の女の子がこんな美人さんになっているとは驚きでした。


正直これは是非続編を観てみたい。ホント、軽い気持ちで観るにはこれ以上ない映画じゃないでしょうか。必ずやそれ以上のものが得れると思います。とってもオススメです!