ひよこまめ

キャッツのひよこまめのレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
3.5
過去のメモから転記。

海外で散々な評価を受けてる映画「Cats」、さっそく観てきました。
感想は・・・
う~ん、なるほど~、確かにこれは微妙だ・・・・
と言っても、聞いていたような「人間が猫の扮装をしていることへの違和感」ではなく。

まずなによりも、元々の舞台版ミュージカルを全く知らない人が観たら、主人公が人間に捨てられた猫、という以外、最初から最後までなんにもわからないのではないかと・・・

楽曲も意外と地味。時代もあるのかな。日本初演は37年前か~、めっちゃワクワクして観たのだったけど。舞台の、ナマの臨場感の効果が大きいのかなあ。

野良猫の世界を結構リアルに描写してるのが、逆にあまり美しくない。
内容がファンタジーなんだから、セットも衣裳ももっとファンタジーで良かったのでは?

踊りが、ストリートダンスやタップダンスもあるにせよ、基本クラシックバレエで、それも今のミュージカルに馴染んでる人や、そもそもミュージカルを観たことない人には違和感なんじゃないかなとか。
私はバレエ大好きだし、皆さん素晴らしい踊りで大満足だったけど。

なんか、全体的に「痒いところに手が届かない」感が強かったです。

個人的には、「ラムタムタガーが違う・・・」
まあこれは、イケメンの基準が日本とアメリカでは対極ぐらいに違うから仕方ないんだけど・・・

主人公の白猫ちゃんがめっちゃ可愛い!
ラストの「猫は犬ではない~」の時のツンとした表情とか、ネコそのもの!

今回は吹替えで観ました。
字幕版も観る予定です。
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