ひとことで言うと退屈。
詳しく言えば、しつこくてくどい。
したがって、見てて疲労感が溜まって行く。
古臭い、アンティークとかの魅力ではない。
加齢臭がするような古臭さ。
上手いダンサーやシンガーが出ているのだと思う。
でも、カメラワークも悪く、背景の化け猫がゴチャゴチャして、何を見せたいのだろうと疑問が生じる。
そして、特筆すべきは字幕の酷さ。
物語の失速の半分は字幕のせいだろう。
センスがない、誤訳だらけ。
今どき、｢ナヌ？｣なんて昭和のおチャラけたセリフ。
ナッチの復活をうっかり熱望しそうになる酷さ。
私は猫をこよなく愛する人間だが、要らん眉毛を描く暇があるなら、猫最大のチャームポイントのマズル（髭袋）を何故付けない！
唇だけ完全人間の猫もどきな人外魔境な生き物を今晩私は夢に見るだろう。
始まって5分も立たない内に監督の技量の無さと、自分との相性の悪さを実感した。
ゴキブリパレードなんて、見たい客は居るの？
気持ち悪いなぁ、ホント。
猫好き故にCATSは初見。
それぞれの猫の説明が不親切な事もあり、物語に置いていかれたまま退屈な時間を浪費してしまった。
ミュージカル好き、ダンス好き、猫好き、舞台好き。
誰にも薦められない世紀の駄作だったニャン😺
