何だか中途半端に感じてしまった…。
もちろん歌やダンスは素晴らしかった。
ジェニファー・ハドソン演じるグリザベラが「メモリー」を熱唱するシーンは圧倒された。あまりの感情の込めように震えた。
主演のフランチェスカ・ヘイワードも歌声が綺麗だったし、ダンスも肩甲骨の動きまで猫っぽくてすごいと思った。
でも悪い意味で舞台と映画の間のような印象を持ってしまった。なぜか引きの画が多かったり、CGが雑に見えたりするのが気になった。
他にも猫メイクのせいで表情がわかりにくかったり、歌が多過ぎてちょっと間延びした印象もあったりと内容に没頭しにくい要素が多かったように思う。
これが目の前で演じられる舞台なら印象はまた全然違ったはず。でもせっかく映画にしたなら、映画ならではの良さをもっと感じたかった。
これならリアルな猫のアニメにした方が、まだ可愛らしさも出せて良かったんじゃないかとすら思った。
猫メイクをしてもわかる、フランチェスカのお顔の可愛さに救われた気がする。
