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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷のpongo007のレビュー・感想・評価

2.6
 呪怨アメリカ版の3作目か4作目。原題はthe grudge だけでサブタイトルなしなので、続編というかリブートかもしれません。佐伯 伽椰子とトシオが殺された東京のあの家で働いていたアメリカ人ヘルパーが「穢れ」をアメリカに持って帰ってしまうお話。

 強い怨念や怒り、恨みを抱いたまま人が死ぬと、その思いが「穢れ」となって、死んだ場所を汚染します。その場所に行ったり、着座して食事なんてしてしまったら、その人は「穢れ」に汚染され、「穢れ」を持ちかえった先を汚染してしまいます。

 何重にも汚染された場所や、強い「穢れ」に汚染された場所は、近付くだけで障りがあったり、人が不審死する原因になるので、面白半分に近付いてはいけません。

 という考え方に着想を得て、清水崇監督は呪怨を世に出したわけですね。そういうことって、実際にあると思うんですよね。近付くと、障りがある場所。

 呪怨ってなんか、おどろおどろしい響きがありますね。汚染された場所に近付く人が問答無用で死ぬという…。怖いです。

 まあ、本作は、アメリカ版なのでジャパニーズホラー特有の、ジメッとした不気味さはないので、ホラー苦手な人でも大丈夫だと思います。やっぱり、なんだかんだで、夏のホラー観賞は悪くないですね!
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