ウディ・アレン監督作品の中でも屈指のクオリティ。「シリアスなウディ・アレン」の最高傑作だと思う👍
モラル的には終わっているんだけど、どうしても最低の主人公を応援してしまうから怖い…
映画だからこその意地悪な面白さが満載で、恐らくヒッチコックの『見知らぬ乗客』が作品の元ネタになっているのでは?
とにかく全編にわたり生々しい嫌な緊張感が漂う。スカヨハはもちろん「良い人なんだけど浮気されてしまいそうな女性」という不遇な役を完璧に演じたエミリー・モーティマーが凄い。
オペラの使い方も某コッポラ監督作品みたいで、ウディ・アレンの映画好きな一面もどこか垣間見える作品。
もしかしたら今作、映画史上最もリアルなサイコパスを描いた映画かも。