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Postcards from London(原題)
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『Postcards from London(原題)』に投稿された感想・評価

kazata

kazataの感想・評価

2.0
『キングスマン:ファースト・エージェント』公開に合わせて日本未公開のハリス・ディキンソン主演作を連続ウォッチ&レビュー!

ロンドンのソーホーにやってきた10代の少年(=ハリス)が、一文無しになった挙句にインテリ親父相手の男娼になったら、持ち前の美しさでミューズ(想像の源)みたいな存在になるんだけども、彼には「スゴい芸術作品に触れたら気を失ってしまう」という持病があって、次第に彼の中で現実と空想の境界があやふやになっていってしまう……的なビジュアル・イメージ重視系アート映画。

(予告編公式↓)
https://youtu.be/-3gC-yreWWg

実は、以前チャレンジしたことあったんだけども、英語字幕が無いってこともあって途中でリタイアした本作。
エドガー・ライト監督作『ラストナイト・イン・ソーホー』を観た余韻&勢いに乗ってリベンジ鑑賞しましたが……やっぱり自分の拙い英語力じゃ詳しいとこまで理解できず。
(西洋絵画史や文化史に関する引用が多く、かつ偏差値高めの会話が繰り広げられるので、ボーッと画面を眺めていることも多くて…)
(赤と青のネオンに彩られた世界観は『ラストナイト〜』と共通してたけど、本作の場合はソーホー的なダークさを否定せずに受け入れている感じかな…)

とにかく、イタリアバロック絵画の巨匠カラヴァッジョの作品を中心に引用して、ハリス君をモデルとして映像で再現しまくるんで……その都度、(インターネット等で)作品解説を読んだりしながら見ると西欧絵画史の勉強になります(笑)

(大学の頃に受けた西洋美術史の授業が懐かしくなったけど、個人的にはカラヴァッジョとかレンブラントみたいな"圧が強くてコントラストキツめ"の作品は苦手で、自然主義とか写実主義的な淡い系画家の作品の方が好きです…)

(ちなみに、大学時代の一番のお気に入りは、フランスのジュール・バスティアン=ルパージュ!大学卒業時にサンフランシスコに行った時にフラッと入った美術館の常設展で「この絵いいなぁ」と見入った作品がルパージュだった時の静かなる高揚感を未だに覚えてます…笑)
過度に絵画に共感しすぎて自らがその絵の中の一人になってしまい、その痛み苦しみまでもを味わってしまう男の子、ジムのお話なんだけど、たぶん自分が英語をまともに理解できたとしてもこの映画の世界観をまともに理解できる気がしない。もちろんまともに英語が分かるわけでもないのでクエスチョンマークだらけ…
いくつか英語レビュー読んでたけど、ここまで「最初の5分で飽きが来る」を痛感するとは思わなかった。

セックスワーカーなのかミューズなのか、あるいは病気を描きたいのか、どれか一個にしてくれ…ついていけない…
初めてロンドンにやってきた子がセックスワーカーの社会に取り込まれてしまう部分も描きたかったのかなあ…分からん。

去年の8月からハリス・ディキンソンの出演作をしらみつぶしに追いかけていて、日本語のある作品を全部観切ったからこれを見たのだけど、彼の良さは本当に救いだったな。
オドオドした純朴っ子が自分の美に目覚めて飛び立つさまとでもいうのか…笑顔や目つきがやっぱり好き。あと、たぶんダンスは初めて見たし、全力で人を口説くシーンが好きでした。
あと彼の長身さが良く活きてるよね。足が長い人はズボン履くの大変そうだなあ…とか思うなどしてしまった。腰のアピールが強いよ…
”彼だけが輝いていた”ってほかのレビューでも見たけどそうだった。
zogli

zogliの感想・評価

2.7
キングスマンに起用されたハリスディキンソンってどんな俳優さんなのかと思って観てみた一作

エセックスから単身ロンドンにやってきた18歳のジム、路地裏で寝こけているうちに財産をスられ、生きていく為に男娼になる事にする
ロンドンの(高尚な?)男性達を相手する為に絵画を模したプロモーションフォトを撮り、仲間たちと共にアートの知識を蓄え、客をとるジムだが…


素晴らしい芸術作品に触れると失神発作を起こすstendhal症候群という設定を盛り込んであるのだけど、失神中に『絵の中の登場人物となって』『画家と口論したり』する描写があったりしてものすごいファンタジーが入っててえらい驚いた

けど、約90分の映画が数章に分かれていて文芸作品や交響曲を模してるみたいだし、登場人物は歌わないけど劇中歌に合わせて踊ったりするシーンがあるのでミュージカルっぽくもあり、発作中の上記描写も演劇みたいだし、とにかく発想と構成が独特なので 全部ひっくるめて面白がれる人は沢山いると思う
ティツィアーノ、カラヴァッジョ、フランシスベーコンとジョージダイアー、ライナーヴェルナーファスビンダー…耳が拾えただけでもその辺の欧州アート界隈の巨匠達の名が登場するので 誰のなんの作品の話してるのかいちいち映像止めて字幕で確認したくなるのも楽しい

おぼこいハリスディキンソンの細めながらも筋肉の付いた身体ながめるのもとても楽しいし、肝心の男娼的行為に関しては全くダイレクト描写無しで尻が遠目にみえる程度なので普段クィア映画観ない人でも気にならないのでは?

自分を残して仲間が一瞬で消えるヤツが何度かあって もしやイマジナリーフレンズ?ジム大丈夫?これも発作?と思ったけどあれはどう解釈するんだろー円盤にコメンタリ的なものついてたからあとからじっくり観てみようと思う