アノン

エスケープ・ルームのアノンのレビュー・感想・評価

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)
3.5
南キャンの山ちゃんが司会してて謎を解いて脱出する7.8年前ぐらいの番組、TORE!っぽいシチュエーションから始まる映画。そう言えばあれ毎週楽しみにしてたなぁと懐かしみながら観てた。

こういうジャンルの頂点に君臨するのはやっぱり"CUBE"とか"SAW"だけど、この映画も想像してたよりは面白かった。

でも物語の質とか人間のドロドロした部分とか人間がペシャンコになったりするグロを求めてる人にはあんまりオススメしない。これは様々なシチュエーションの部屋で謎を解いて脱出しようとするだけの映画で、"CUBE"のように人間の心理を深く描いてるわけでも、"SAW"のようにグロいわけでもない。とにかくスピード感だけはある。さっきも言ったように私はTORE!が好きだったから、そういうギミックの部分で楽しめたな。

こういうゲームが好きな身からすると、特に天と地が真逆のステージはテンション上がった。地面の板が徐々に無くなっていくのとか大好き。病室のステージもみんなの共通点が明かされたりして割と面白かった。

こんな感じで謎を解いてる時はなかなか楽しめたけど、残念だったのが終盤。いきなり出てきたオッサンとのショボイ対決が始まり、主人公たちがどん底のままで終わるバッドエンドかと思いきや、無理やり続編に繋げるという強引なエンディング。あれは近年稀に見る下手さだったな(笑)

まぁ色々文句は言ってますけど、続編が出たら普通に観ます。
アノン

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