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エスケープ・ルームのtsubasaのレビュー・感想・評価

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)
3.6
最後の部屋を一番に脱出したら100万円!
男女六人の元に届いた、脱出ゲームの招待状。知人の名を語り贈られたそれに、特に疑問も抱かず、参加する六人。
ある者は、現状からの脱出を。
ある者は、一歩踏み出す勇気を。
ある者は、純粋にスリルを求めて。
けれど、誰一人、気づいてはいなかった。
まさか『最後』が、『最期』になることには――。

【SAW】や【CUBE】を筆頭に、昨今世に多く出ている脱出&デスゲーム系。その紳士バージョンが今作。ゲームの仕掛けも良質、物語展開も誠意に溢れ、悪趣味な絵面もなく、善人の皮を被った胸糞な悪人がいるわけでもなく、突如命を懸けたゲームに挑まされる人々の奮闘を、至極真っ当に描いた作品となっております。
多くの方がレビューで仰られるように圧倒的観易さが『売り』の模様。
一緒に謎解きって訳でなく、間を与えずポンポンスピーディに進むので良くも悪くも頭空っぽにして楽しめる。各ゲームのテイスト・アイデアもとてもユニークでどきどき感を共有できるし、よく出来た作品だと思う。家族や恋人と観ても嫌な部分(胸糞)は一切無し!この手の作品にしてはかなり貴重だと。
興行収入が良かったら続編作ります!的なラストだったけど、案の定、続編が出るそう。次は各優勝者が参加するとかなんとか。酷評した【ハンガーゲーム】と同じ展開に不安を感じつつも、期待してる!
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