デブチンバラ

マナスルに立つ 16mmオリジナル完全版のデブチンバラのレビュー・感想・評価

3.0
国立映画アーカイブで行われている企画上映「生誕120年 映画監督山本嘉次郎」で観る。今回観たのは98分版。1956年に日本の山岳隊がマナスルに初登頂した時の貴重な映像。初登頂したのは第三次遠征隊だが、その前の第二次遠征隊に思わぬ出来事が起こっていた。山の麓のサマ集落でラマ教の信者たちによって進路を妨げられてしまい、登頂どころかその先に進めなかったのだ。その二の舞にならないようにと、今回は隣のロー集落の親分(という割には結構ひょうきんな顔をしている)に取り持ってもらおうと同行してもらうが、前回同様、サマ集落で足止めを食らってしまう。侃侃諤諤あった末、結局お金で解決して先に進めることになるのだが。極地法よる登山は大量の物資を大所帯で運ぶのも大変だが、今回はそこに余計な出費も重なってしまい更に大変であった。ホント登頂出来て良かった! 心からそう思う。
デブチンバラ

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