おさかなはフィッシュ

樹の詩のおさかなはフィッシュのレビュー・感想・評価

樹の詩(2018年製作の映画)
3.0
「エッ、この起承転結でミュージカル映画にするのか…?」(わりとエグい場面もあったり、そんなにハッピーエンドではない。) と思っていたら、シンポジウムを聴いて謎が解けた。

「無事起きられたら観に行こう」が「せっかく観るならシンポジウムも聴きたくない?」になり、うっかり人と会う予定を入れていたことに気がつき、ウンウン悩んだ結果、予定を当日キャンセルする。
さようなら人間性、はじめまして映画……。

上映終了後のシンポジウムでは、本作の字幕を担当されていた研究者の梶山祐治さんが登壇。
クルグズで本作を観た際の印象的なエピソードとして、何十年もクルグズ語映画を見てきたおばあさんが映画館で笑っていたことを挙げており、それを「クルグズ語ミュージカル映画という未知のものへの自然な反応」だとされていた。やはり結構めずらしいタイプの映画だったのね…!



メールマガジンで上映を知り、「山脈に民族衣装、おそらくわたしが好きそうなやつじゃない…!?」と思って二作品を観に行ったけれど、また新しいことが知れて楽しかった。
アテネ・フランセ文化センターにて鑑賞。