これももう癖でしかないけどなんでかって言うとClusterのEs war einmalが使われてるからって話で。んで中身も中身でこんなんを思春期に観たらちゃんと性癖歪むと思うけど、チンポばっかに囚われてフル勃起ライフを邁進するくらいなら一周回ってしまった方がいいのかもしれんよねって。『時計じかけのオレンジ』が挙がるのは最もだが、個人的に一番近いと思ったのは古屋兎丸の世界観、そこにジャン・ヴィゴの『新学期 操行ゼロ』に『アタラント号』が乗っかりファスビンダーの『ケレル』なんかが入って完全な闇鍋状態に（ケネス・アンガーも入ってる？）。性別が逆転するカキ島の奇妙なギミックもチープながら完全に世界観が成立していて良い。気を衒ってはいるがど直球のフェミニズム映画（ただし炎上しそう）。犬死にます。
