Maoryu002

スイッチング・プリンセスのMaoryu002のレビュー・感想・評価

スイッチング・プリンセス(2018年製作の映画)
3.3
シカゴのパン職人ステイシー(ヴァネッサ・ハジェンズ)は親友のケヴィン(ニック・サガル)とともにベルグラヴィア王国での菓子コンテストに向かう。そこで自分と瓜二つの公女マーガレットと出会い、2日間、入れ替わることに。そこから、公女の婚約者エドワード王子(サム・パラディオ)を交えた複雑なロマンスが始まるのだった。

リンジー・ローハンの「ファミリー・ゲーム/双子の天使」のプリンセス版。

正直言って、飽き飽きするような展開と大げさな演技に集中力を失いかけた。
成りすましをごまかす、ありがちなエピソードは退屈だし。

それでも、誰も怒らず傷つかないハートフルな雰囲気とヴァネッサ・ハジェンズの朗らかさに救われた。
そして、ダイナミックで能天気な終わり方が良かった。こういう荒唐無稽なコメディは思い切ってこれぐらいやらないとダメだな。
振り切った感が逆に好印象だった。

ここまで良心的というかのどかな話なら、陰険なケーキ作りのライバルや、従者フランクのイジワルは要らなかったんじゃないかな。
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