まず始めに注意事項。
ポスターに記載されている、
「君を、見たい」
「あなたを、食べたい」
これ、大嘘です。
この二人、微塵もこんなこと思っちゃいません。
こういういい加減なこと平気でやっちゃう日本の配給会社って何なんですかね。作品へのリスペクトが感じられません。
本作はとにかく切なくて残酷な絆の物語。
そこに愛があったのかはちょっと分からなかったけれど、二人の出会いが互いの心に大きな影響を与えたのは間違いない。あのラストを見れば明らかですな。
全体的に静かな作り。二人の背景がすべて明かされるわけではないので、細かい部分は想像するしかないけれど、そこも含めて、簡単には忘れられそうもない映画だった。