シノ

スケート・キッチンのシノのネタバレレビュー・内容・結末

スケート・キッチン(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

すごくよかったなあ〜出てる子が皆リアルスケーターだからファッションもそこかしこについた傷跡も作られたものじゃなくてめちゃくちゃかっこよかった。転んだ時の事を恐れない生足やノースリーブ、グッとくる。

男女差別ってどこにもあって、女ってだけで実力を下に見られたり酷いヤジを飛ばされる。それにノータイムで食ってかかっていくのもすごく良かったけど、本当に乱闘になったら力で負けてしまうと思うと切ない。ガスライティング、そこらじゅうにあるね。

カミーユが途中クルーから抜けて男子たちの仲間に入れてもらうけど下ネタばっかでヤッただのヤらないだのの中で居心地が悪そうなのめちゃくちゃ身に覚えがあって苦しい。スケボーうまいから仲間として認めて「やってる」けど女には入れない話題をわざと続けて結局は仲間扱いされてないあの感じ、嫌だ〜〜〜よくあそこに泊まっててレイプされなかったな、それがあるかもと思って途中まで凄く怖かった。

てかキスして脱がしといて「妹としてしか見れない」は世界共通であるんだね、そのセリフ。デヴォンも若いんだろうからそれが最良と思ったのかもしれないけど(そしてヤッてたらカミーユはスケートキッチンに戻れなかったと思うし結果良かったんだけど)、中途半端な優しさは悪なんだぜ…学びな…と上から目線になってしまいました。

最後仲直りするシーンがかなりあっさりだったのも、10代のうちの素直さって感じでよかったな。大人になると喧嘩も仲直りもなかなかできないんだよ、好きなものを通じてできた仲間…ずっと大切にしろよ…👊

家出されてた母親の気持ちを考えるとオイ!となるけど危ういのが若さだからな、自分もそうだったのに何故人は自分を棚に上げて若者の心配をしてしまうのか。
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