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スケート・キッチンのNoveのレビュー・感想・評価

スケート・キッチン(2018年製作の映画)
3.6
もやもやとした日々で、唯一自分が自由でいられるのがスケートボードに乗っているとき。女の子の仲間を求めてスケート・キッチンと行動をともにする。スケート・ボードとともに少女を追うカメラワークは、彼女の気持ちと相俟って不安定に揺れ動く。実際のメンバーが出演しているらしく、スケート・ボードに乗る姿がリアルであり、青春の1ページを切り取ったような風景が映し出される。スケート・ボードで仲間と街を走り回ることが何よりも楽しく、最高に幸せだと気づくには、少し傷を負うかもしれない。そこにはNYの街を、等身大の姿で映し出される青春グラフィティの眩しさがある。
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