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スケート・キッチンのMのネタバレレビュー・内容・結末

スケート・キッチン(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

最後仲直りするのが意味わからなかったw
日本なら絶対無理なんじゃないかなー。。

実在するスケートチームの方々がキャストとは露知らず見始めたので、色々レビューを見ていてびっくり。
こんなにぴったりハマる配役というか、見た目にも性格にもキャラの立ったメンバーが揃うとは…

主人公はスケボーが上手いからこそ、女子集団での物足りなさとか、65パーくらい噛み合うけど100パーってわけじゃない感じのモヤモヤはあったはずで、ただ地元ではスケボーできないし、憧れのスケートチームだし、ここ以外で滑れないし、、みたいな状況下で、
男子の集団と滑って実力を認められて、一緒に悪さして仲間になれたような気がして、「ここにつれてきた女はお前だけ」みたいなこと言われて自尊心くすぐられて承認欲求も満たされて。

高揚感と楽しさはおそらく後者の方が高そうだけど、
下品で五月蝿い男子集団と過ごすのも、優等生で母親に大事に守られてきた主人公からすれば、やっぱり100パー噛み合うわけじゃない。

思春期の狭い人間関係で起こりがちなモヤモヤが抽象的に「あるある」として認識できて、解像度高いなーと思った。
合わない(と感じ始めた)グループとも一緒にいなきゃいけない感じとか、会話に違和感抱えてるのに空気乱さないようにニコニコしなきゃいけない感じとかも。

だからこそ最後になぜ仲直りできたのかがわからない...
あの主人公は地元で(自分のテンションと合う)賢い友人を見つけるエンドだと思ってた。


2024-05
M

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